あなたは、直腸脱という病気をご存じですか?
こんにちは、ライフデザイナーのトンチーです。
最初に応援ポチしてくれるとうれしいです。
直腸が、肛門から出てくる病気です。
先月の末ごろ、施設に預けてある娘が、トイレに入っているとき
世話をしている施設の人から連絡がありました。
すぐに病院に連れていってもらい、とりあえず肛門から直腸は、引っ込んだ
のですが、その後様子を見てくださいといわれて帰ったとのことです。
どうしてこのような事がおきるのでしょうか?
肛門の周りで「肛門のしまり」を調整している肛門括約筋などの機能が低下し
肛門の少し奥に入り込んだところにある直腸が肛門外へ飛び出してくる状態
のことを直腸脱といいます。
2つ原因が、考えられます。
一つは直腸粘膜のゆるみです。長い間生きていると便が直腸にたまったりすること
や腸の筋肉が衰えてくることなどにより、徐々に直腸の粘膜が緩んできます。
もう一つは骨盤をささえている筋肉のゆるみです。
骨盤は人間のお尻にある骨で、お腹の中の臓器が落ちてこないように支えている
のですが、支えているのは骨盤だけではありません。
骨盤底筋群とよばれる複数の筋肉が一緒になって腸や子宮、膀胱など、
お腹の下の方にある臓器をを支えてくれているのです。
直腸脱の場合は特にお尻をしめる「肛門括約筋」という筋肉のゆるみが大きな原因
になります。
普段から意識してお尻を締めるような運動を毎日やっていると予防することが
できます。
実際に見た時の衝撃
施設のお世話していただいている人から、写真をみて、本当にこんなことが
おきるのか不思議な感じでした。
11月になり、家に娘を連れて帰ることになりました。
普段から、トイレにはいると40分~1時間ぐらいかかります。
最近は、3~4に一回ぐらいのペースで、便が出ているのです。
普段から好き嫌いなくよく食べるので、便が、でないのが不思議なくらい
です。
運動が少なく肛門のしまりが、ゆるくなり、骨盤をささえる肛門括約筋の
ゆるみが原因だと思われます。
娘がトイレに入っているとき、妻から私は、呼び出されて行ってみると
娘のおしりの外に4~5センチぐらいの赤くなった直腸が、でているのを
実際にこの目でみると衝撃的でした。
本当に早く治してあげないと!心の中で、神様に祈りました。
普段から気を付けるべき予防法
普段から、食物繊維の多いものをとり通じを良くすること
直接肛門に通じをよくする薬を挿入し、長時間トイレをさけ、いきみを
なくすことですね。
お腹に空気を吸い込んだり、吐き出すときに肛門をぎゅっと閉めたり、
開いたりすると肛門のしまりがよくなります。
骨盤底筋体操をお勧めします。
手術する場合
直腸固定術
利点は再発が少なく、ひどい直腸脱でも対応できる点です。
最近は腹腔鏡での手術を行うようになっており、以前と比べて体への負担は
少なくなりました。
しかし、やはり全身麻酔をかけなければできない手術ではあるので、
比較的若い方、元気な方の直腸脱、重い直腸脱に向いた方法です。
ガント三輪+ティールシュ法
出てしまっている腸を少しずつ玉状に縛っていき、粘膜のたるみをなくしていく事
により腸を出なくする手術です。
肛門のゆるみの状態に応じて、最後に肛門を締めるために人工物
を入れて手術を終わります。
体の状態が良くない方でも、局所麻酔などでも行うことができるのが利点です。
何年かたつと再発することがあるのが、難点です。
ただし、逆に言うと体の負担の少ない手術ですので、何回も再発している
直腸脱であっても行うことができます。
また、直腸脱のある方は便漏れなどがあることも多いのですが、
人工物を入れることによってこちらも改善する場合があります。
まとめ
直腸脱は、比較的女性に多い病気ですが、男性でも油断は、できません。
普段から、適度な運動、食物繊維の多い食材を取る習慣をつけましょう!
お腹に空気を吸い込む時、吐き出す時に肛門を締める事を繰り返すことは、
場所をとわず簡単にできるので、意識してするとかなり効果的
ですよ。
なにか異変を感じたら専門の病院を訪ねて相談してみてくださいね。